海に降る初雪
冬の日本海は、北風と荒波の極寒のイメージかありますが、実はそうでもないのです。
海水の水温は、気温と比べると約2ヶ月遅れで変化していくといわれています。そのため
富山の平野部で初雪が降る11月ごろには、まだ9月ごろの暖かさが残っているのです。
実際に海水に触ってみると、以外に「ぬるい」と感じるはずです。
特に、気温が下がって初雪が降る頃には海水との温度差が大きくなり、さらに雪が降ると
風が弱まるため、海面から湯気(水蒸気)が立ち上ることがあるのです。
この現象は「けあらし(気嵐)」と呼ばれているそうです。
白く曇った海面に雪が降る光景は、とても幻想的です。
|