*山人 YAMAJINN
vol.1 八尾の里山・棚田
vol.2 日本一の山
vol.3 日本百名山 雨飾山
vol.4 かつての里山の営み

かつての里山の営み

かつての里山の暮らしは、雑木林を背景に成り立っていました。
雑木林の落ち葉で堆肥を作り、雑木林の木で道具を作り、
薪で炊いた風呂に入り、料理は炭や薪で調理していました。

雑木林は、クヌギやコナラなどが生える落葉広葉樹の森です。
南日本では、カシやシイを中心とした常緑樹の森です。
杉の植林された人工林と違い、いろいろな樹種の植物が生えています。

また、雑木林に生えるこれらの樹種の多くは、木材を取るために
伐採しても、その切り株から芽吹き、苗木よりも早く成長する性質を持っています
。 切り株から芽吹くことを「ひこばえ」と言い、これによって森が再生することを
「萌芽更新(ぼうがこうしん)」と言います。

これは針葉樹には無い性質で、昔の人々は、雑木林の持つこのような性質を
巧みに利用して、生活を成り立たせて、また森と共存していたのでしょう。